再掲【ザ ・タイガース】自由と憧れと友情『出発のほかに何がある』
シロー追悼特集の続きです。
https://rom27th.hatenablog.com/entry/6069973
今聴いてもこの曲の背景となる空気感を感じることができます。
丁度50年前の曲です。タイガース解散間近の1970年、若者の夢や希望が砕け散った69年から次なる進化を迎える70年代の幕開け。当時は大阪万博がありましたね。僕は万博には行かなかったと思いますが、その数年後に跡地の万博記念公演に行き、太陽の塔をジッと眺めていた記憶があります。タイガースが万博のステージで演奏したのを知ったのは2013年発売のDVD BOX収録の映像です。万博、田園コロシアム、フィナーレの武道館、これらの映像はもはや60年代の映像にないワクワク感を感じるのは僕だけでしょうか。
本稿でシローにこの曲を再結成のステージで歌って欲しいと書いてありますが、「ほぼタイガース」では『若葉のころ』、2013復活東京ドームでは『イエスタデイ』と洋楽志向のシローらしい選曲でした。これは大正解だったと思います。今でもシローがか細い声ながらも真剣にステージで歌った姿が忘れられません。