2011/9/8 東京国際フォーラム（１）

2011年9月8日、僕にとって忘れられない日になりました。

ザ・タイガースはこの日復活しました。トッポやシローが不在ではありますが、これは「再結成」「復活」と呼ぶに相応しいステージとなったのは間違いないと思います。これから9月8日の出来事を数回に分けてつらつらと書いてみたいと思います。

 

思えば、僕がこのブログを始めたのは2010年3月24日。この日からもう１年半が過ぎようとしております。このブログを始めたきっかけはザ・タイガースの復活を祈念したものでした。

当時、タローのライブで「ピーに再会した」という事実を既に知っていた僕は、あとは復活までのカウントダウンだけだ。でもここにたどり着くまではきっと長時間を要するだろうと思っておりました。そしてその予感は的中し、ジュリーは2010年はザ・ワイルドワンズとの新曲・アルバムのリリース、そしてツアーと僕にとっては全くといっていいほど予期せぬ出来事となってしまいました。
賛否両論いろいろあったかと思いますが、当時の心境としては「何故今更”ワンズ”と組むの？」というものでした。僕は実際ジュリワンのNHKでのSONGSの放映はもちろんのこと、アルバム・シングルの楽曲すらも聴きませんでした。それは2010年まで27年間ザ・タイガースの復活だけを願っていた自分にとってのささやかな小さな小さな抵抗でした。

 

それから約１年。待った甲斐がありました。ジュリーは頑なに「ザ・タイガース」と名乗ろうとしませんが、ピーの『GSパニック』でのインタビューでも語られているように、今回は『ザ・タイガース』と名乗って良いはずですし、それでファンは納得するはずなのです。

そこだけは、どうしても譲れない気持ちを未だに持ち続けておりますが、初日のステージで「ザ・タイガース」を見た僕はそんなことはもうどうでもよくなっておりました。

28年待った甲斐があった。28年の片想いが今ようやく実を結んだ。大げさではありますが、本当にそんな気持ちでした。

 

当日は午後休暇を取り、フォーラムに足を運んだのは開場直前の16:40頃でした。そこには既にファンのみなさんの長蛇の列となっておりました。僕はタイガーストリビュートバンド「イエローキャッツ」＆ブルコメトリビュートバンド「三軒茶屋ブルーシャトー」のキーボーディストのいのたんこと井上さんと偶然入口で会い、一緒にその長蛇の列に並びました。井上さんも２階の２３列ということで殆ど天井に届かんばかりの近い場所での鑑賞とあいなりました。タローファン大先輩のくーちゃんから頼んであった特製のタイガースＴシャツを受け取り（1,300円で作ってくれた黄色いＴシャツでした！）、いよいよ会場へ！

 

会場ではタローファン、ジュリーファンの顔なじみの大先輩の皆様とあいさつを交わし、１階でジュリーブログで有名なDYNAMITE-ENCYCLOPEDIAさんにお会いしました。その時のエピソードは彼のネタバレリンクであるSide-Bでも紹介されております。僕以上にジュリーを知り尽くしたDYさんとお話しするのはとても楽しく、有意義でありました。また今度は武道館でそして機会があれば別のお席でご一緒させて頂けるとありがたく存じます。その席上、彼のブログはもとより僕のブログにも度々コメントを書いて下さっているnekomodokiさんにも初めてお会いすることができました。その他たくさんのお友達との初めての出会いに感動し、開演を待ちました。

これほど、待ち遠しい開演は滅多にございません。

 

僕の席は２階最後列でした。ステージは大変大変小さく見えました。でもその光景を見逃すまいと必死でした。これは前だろうと後ろだろうと僕にとっては28年間待ちに待ったコンサートです。気持ちの入り方が半端ではありませんでした。恐らく、周囲の人もこんな若造（といっても40代ですが）が往年のタイガースのコンサートで気合を入れまくっている姿というのも大変目立ったんじゃないかなと思うわけです。

そして、いよいよ開演！「GS, I Love You」がSEで流れます。僕の心臓は本当に本当に張り裂けそうでした…。（続く）