GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

タイガースとの出会い~サヨナラ日劇ウェスタンカーニバル

1981年1月、東京有楽町の日劇で閉鎖前の最後のウェスタンカーニバルが開催されました。この模様は後に録画放送され、当時中学1年生だった僕はこれを観たことにより初めてGSを知ることになる。

ここで一番注目したのが「スパイダース」と「タイガース」。スパイダースを知ったのは、演歌好きの父親が所有していた沢山のレコードの中でほぼ唯一といっていいポップス系のもの~それがスパイダースの『夕陽が泣いている』でした。ですからスパイダースは知っていました。タイガースは聴いたこともないバンドでした。

この日の放送ではタイガースは瞳みのる(ピー)、岸部四郎(シロー)が不参加だったと記憶してます。揃いの黒のスーツと赤系のネクタイ。いつものハデハデなジュリーがシックでアダルトな雰囲気を醸し出し、初めて見る僕にとっては大変新鮮に見えました。

オンエアされた曲は『僕のマリー』『銀河のロマンス』『花の首飾り』『君だけに愛を』だったと思いますが、なにぶん初めてタイガースをみたので興奮して断片的にしか覚えておりません。29年も前の出来事ですから。

今はYouTubeニコニコ動画など大変ありがたいものがあり、実は『シーサイドバウンド』でジュリーがパーカッションを叩いていたり、『青い鳥』も演奏されていることも確認できます。タイガースは他の出演者より沢山演奏してます。

こうして書いていますと、当時僕はギター(クラシックギター)を習いに行っていたことを思い出しました。本当はフォークやロックに憧れてギターを始めたのですが、クラシックはコード(いわゆる和音)やストローク(右手を上げ下げしてリズムを刻みながら伴奏すること)なんか全然教えてくれません。それに加え、クラシックギターは外見が(当時の僕にとっては)カッコ悪い。タイガースやGSのステージをテレビでみたとき、「やっぱエレキはかっこいい」「曲は歌謡曲っぽいけど、エレキが一番」というのが僕の一番の感想であり結論で、タイガースが一番良いという印象を残しました。

これが29年前のタイガースとの出会いです。この時はこの程度の思いでしたが、翌82年のタイガース再結成(同窓会)で更にこの思いが加速してゆくのでした。