ザ・タイガース～THE TIGERS 1982 同窓会記念コンサート・録画放送( その１)

ザ・タイガースは1981年11月、同窓会記念シングル第一弾『十年ロマンス』を発売する。僕はこのレコードを偶然お店で見つけて、なけなしの小遣いで買い、初めて音源のタイガースを体験する。

後に著作(『我が名はジュリー』)で「同窓会の時の演奏はエギゾティクス(当時のジュリーのバックバンド)です」とジュリーが語っていた通り、バックの演奏はクリアかつ完成度が高く、中坊だった僕にとってはアダルトなジャンルのものでした。

この『十年ロマンス』の購入をきっかけに僕はタイガースにのめり込んでゆくことになります。
但し、まだ中学生でしたので同窓会コンサートに行ったり、高価なLPレコードを買ったりすることは無理でした。

従って、テレビや新聞をひたすらチェックする日々が続きました。

翌1982年2月に同窓会記念シングル第二弾『色つきの女でいてくれよ』、同アルバム『THE TIGERS 1982』を発売。全国主要都市での同窓会記念コンサートツアーも決定。東京・日本武道館の初日公演の模様が録画放送でオンエアされました。

僕はこの放送を見るために、部活をサボり、ラジカセをテレビに繋ぎ、スタンバイしておりました(当時、実家にはビデオデッキなるものはなく、兎に角カセットに収めたかったのです)。

確かTBSでの放送で約１時間番組だったと記憶しております。

演奏曲は、『十年ロマンス』から往年のヒット曲に途中の洋楽カバーメドレーを挟んだ構成で編集されておりました。

洋楽メドレーの音声をバックに各メンバーが当時の思い出を語っておりました。

ジュリー
『僕のマリー』の初回版シングルを持参して思い出を語っています。２枚購入して、１枚は針を落としていない。とのこと。デビュー曲なので大切にしているんだとか。

サリー
ポール・マッカートニーと同じカールへフナーのバイオリン・ベースを持参。ステージアクションが激しかったのと痩せいたので腰骨がベースギターの裏に当たり、メープルサンバーストの塗装が剥げてしまい、今は音も出なくなったそう。思い出のベースなので大事にとってある。

シロー
かつみの後に急遽アメリカから帰国してメンバーになった時の騒乱と戸惑いを語っていました。

タローとトッポのコメントは思い出せません！

どなたか、この録画放送についてのコメントをお願いします。この時に録音したカセットテープは実家で行方不明です。残念です。おかげで記憶が曖昧です(>_<)。

テレビでオンエアされた曲については次回に続きます。