GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】『僕のマリー』(再掲:2010年4月11日)

ザ・タイガースデビュー50周年を迎える今年、今から約7年前に拙ブログに掲載しました記事を
再掲致します。当時から文章はヘタクソですね。

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1967年2月5日発売、B面は『こっちを向いて』。タイガースの記念すべきデビューシングルです。
作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういちリードボーカルはジュリー。
僕がこの曲を初めて聴いたのは、前述のサヨナラ日劇・最後のウェスタンカーニバルと1982同窓会コンサートの録画中継です。
スタジオ・オリジナル録音とライブ版と異なるのは以下の点です。
【ファーストアルバム(ザ・タイガース・オン・ステージ)、解散コンサートアルバム(ザ・タイガース・フィナーレ)】
こちらはタイガース5人(Vo、G×2、B、Drs)のみの編成。ストリングス(キーボード)はなし。
 
【再結成ライブ】
タイガース5人編成(Vo、Cho、G×2、B)+サポートメンバー(Drs、Key:ちなみに同窓会ライブツアーでは、Drs、G:速水清司さん、Key×2でした)。
 
【スタジオ・オリジナル録音】
タイガース5人編成(Vo、G×2、B、Drs)+ストリングス。
 
再結成ライブ版の方が、オリジナルに比べてテンポをスローにしています。そのためかリズム隊のバタつきはなく、エレピ(Key)の音が入っておりアダルトで落ち着いた雰囲気になっております。
但し、タイガースは基本的にはオリジナル・キーのまま演奏しております。ジュリーのボーカルも年齢を重ねて、やや低めになっているにも関わらず、ボトムもハイもしっかりと押さえたボーカルを披露しております。ここが、10~20代では出せなかった30代の大人の味というものでしょうか。
 
曲はEmを基調としておりますが、コード進行がEm→EmM7→Em7→Em6→Am→AmM7→Am7→Am6→B7とキー音が一段ずつ下がってゆく流れを取っております。
これはこの当時までの日本のポップスでは大変珍しかったのではないかと推測します。
こういったベース音が半音ずつ下がってゆくコード進行はボサノバやジャズに良く見られるようですが、日本のポピュラー音楽に持ち込むところなんかはさすがすぎやま先生!
 
でも残念なのはストリングスの音がややコードの階段ではなく「怪談」調になっているように感じているのは僕だけでしょうか?初めてレコードの方を聴いた時は、当時の録音技術の問題もあるのでしょうが、やや暗めです。
これが良いと言う方もいるかと思いますが、ここだけが残念かなと。
後は同窓会以降の再結成ライブバージョンではコーラスは1番のサビから「ウーウー」ではなく「アー」が入っております。これは森本タローとスーパースターがライブ演奏する時も同じでした。
最後のサビだけ「アー」だと盛り上がりに欠けてしまうからなのでしょうかね?一度タローさんに聞いてみたいです。
 
皆さんはタイガースの記念すべきデビュー曲『僕のマリー』、初めて聴いた時、どのように感じられましたか?

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この記事から3年後の2013年末にザ・タイガースはオリジナルメンバーにより奇跡の再結成
を遂げます。再結成ライブがメンバー5人だけで演奏されたことは驚きでしたが、ジュリーらしい
演出だったと思います。当時の平均年齢66歳の演奏には賛否や酷評もありましたが、僕はあれ
が本当のタイガースの姿であり、サポートメンバーなしでの演奏こそが今の時代に対する大いな
るメッセージになったのではと思います。
2月5には、新記事を上げることを忘れないようにしたいですねw

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