GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】君だけに愛を

イメージ 1
1967年12月25日発売(1968年1月5日の資料が多いそうですが、森本太郎の日記から転記)。
B面『落葉の物語』
作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういち リードボーカル:ジュリー。
 
タイガースの人気をナンバーワンにした曲といっても過言のない名曲のひとつ。
通算4枚目のシングル。1968年から集計されているオリコン最高順位2位。
 
ジュリーが「君だけに!」と人差し指を客席に指すポースが話題となりました。
昔の映像をテレビで見たことがありますが、ジュリーが右へ、左へと指をさすと、
「キャー」「キャー」「キャー」
と女の子が絶叫しております。大変衝撃的でしたね、初めて見た時は。
 
昔、親から「人様に指をさしてはいけない」って、うるさく言われておりました。最近でも場所を
指し示す時に指をさそうとすると、妻君からも注意を受けます。
 
でもジュリーは客席に向けて、テレビカメラに向けて、指をさすのです。
 
指をさして、「キャー」「キャー」と喜ばれるのは、後にも先にもジュリーしかないんじゃないか
なと僕は思うのです。それだけインパクトのある楽曲ですし、タイガースとしてはリードボーカル
の後追いでコーラスが入る、とっても新しくて、キャッチーなナンバーです。
初めて聴いた時は、ザ・フーの『マイジェネレーション』のボーカルとコーラスの感じに似ていた
ように感じました。ほぼ同時期ですよね。
 
曲の冒頭は、単音のギターの音から始まります。ここから、ギターのアルペジオとシンバル、
ベースギターの音にトッポのリードギターが絡む。ジュリーの「Ohプリーズ、Ohプリーズ」
「僕のハートを君にあげたい」。このイントロ部分だけで、女の子は気絶してしまうんだろうか?
と想像してしまう。
 
そして、8ピーと(というよりは、4ビートの四つ打ちに近い)リズムで本編が始まる。
大変シンプルなアレンジとシンプルなロックですよね。
ジュリーのリードボーカルはスピーカーの中心から聞こえ、トッポのコーラスのみ右、サリーと
タローのコーラスは左にパンが振られ、確かタローのサイドギターもどっちか片方から聞こえ
ます。大変バランスの取れたアレンジです。当時の録音技術やギターの歪具合など物足りない
点があるのは致し方ないですが、当時にしては激しいエレキのロックだったんだろうなと思います。
 
きっと、リアルタイムでこの曲に出会ったら、間違いなく打ちのめされ、虜になっていたと思います。
 
当時を知る皆さんはこの曲の感想は如何ですか?
 
ちなみに、昔、TBSの「歌のグランドショー」でのこの曲の演奏シーンを見たことがあります。
ジュリアナのお立ち台みたいなところにメンバーがひとりひとり立って演奏している周りで、ゴー
ゴーダンスを踊る女の子がたくさんいました。
タイガースのメンバーは黒のタキシードに白の大きめの蝶ネクタイをしめておりました。
ゴーゴーガール達はみんなミニスカートを穿いて、ダンスを激しく踊っております。
おねえさん達のメイクは昔、これも「テレビ探偵団」かなんかで見た、「オー!モーレツ」のCMに
出ていたおねえさんのアイメークに感じが似ていました。
この時の演奏はおねえさん達の激しいダンス同様、タイガースの演奏も大変ロックしていて、
特にトッポのリードギターのフレーズがAメロやサビでギンギン鳴っていたように思えます。
 
この曲もやっぱりかっこいいですね。1971年の解散コンサートでも演奏されておりましたが、
マイナーコード(Gm)の曲のわりにはノリノリになっちゃうんですよね。
 
イメージ 2