GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】スマイル・フォー・ミー

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1969年7月25日発売。B面『淋しい雨』。
作詞・作曲:BARRY A. GIBB/MAURICE E. GIBB/ROBIN H. GIBB(ビージーズ
通算11枚目のシングル。オリコン最高3位。リードボーカル:ジュリー。
 
1969年5月下旬にロンドンでレコーティング。映画『ハーイ!ロンドン』の撮影で渡英していた際に
レコーディングされたとのことですが、このレコーディングには同じナベプロ中尾ミエが立会い、
一緒にボーカル入れしたそうです。これは、1997年にジュリー、サリー、タローで結成したユニット
『Tea for Three』がラジオ出演した際にメンバーが証言しているそうです。
 
この曲の高音部分、特に転調した際のサビ部分は当時のジュリーはキーが高すぎて出なかった
そうです。このレコーディングの際、中尾ミエがちょうど渡英しており、当時のナベプロ副社長・渡辺
美佐氏がボーカル入れをさせたそうです。
 
どうりで、高音部に女性のような声が被さっていると思っていたのですが、この曲のオリジナル盤を
初めて聴いてから20数年、全く気づきませんでした。タイガースファンの間では知られていた事項
なのかも知れませんが、僕は全く知りませんでした。
 
さて、この『スマイル・フォー・ミー』ですが、ビージーズが作詞・作曲しただけ、大変クオリティの高い
作品に仕上がっております。Aメロのジュリーのボーカルによる「Smile for Me, don't let me see
you crying」のところなんかは、すごく美しいフレーズだなぁと思いました。
Bメロの「One moment of silence」以降のメロディと「アー」というバックコーラス。本物のビージーズ
が作っただけあってすごくはまっている感じです。
 
アレンジメントもブリティッシュぽくって、大変素敵です。この曲を原曲のアレンジのまま再現するのは
大変難しかったとは思いますが、いずれタイガースが再結成されてこの曲をやって欲しいなぁと思い
ます。
 
ちなみに、『サウンズ・イン・コロシアム』ではオルガンの音をベースにアレンジメントされ、同窓会の
『A-LIVE』ではストリングスの音はキーボード(シンセサイザー)で代用されてアレンジメントされており
ます。どちらもタイガースの個性を出していて素晴らしいと思いますが、僕はこの曲のタイガースとして
の生演奏が勿論聴いたことがありません。是非、是非ともタイガースの再結成時はこの曲もやって欲
しいなぁと、しつこいですが思う次第であります。
 
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