【ザ・タイガース】自由と憧れと友情『世界はまわる』
お待たせしました。やっと、B面:7曲目です。
この曲を取り上げた際の記事を加筆・修正してます。
手抜きですみません!!(笑)
このアルバムの「自由」というテーマを象徴しているであろうこの楽曲。
サリーのバリトンの効いたそれでいてゆるーい感じのロックナンバー。大変自己中
心的な詞とマッタリ感のあるメロディとアレンジ。
タローの曲は『青い鳥』のようなメルヘンチックなイメージが強いのですが、こういっ
たロック調の曲を作ることができるのも才能の証ですよね。
タイガースが自由な発想で、自分たちのやりたい音楽、好きなようにやっている印
象が強いです。
僕はリアルタイム世代ではなかったので、このアルバムが発売された時期のことは
全く知りません。恐らく、タイガースの解散も世間に知られた後と思いますが(確かタ
イガースの解散は12月8日の日刊スポーツにすっぱ抜かれたと思います)、このアル
バムを手にされた当時のファンの方の心境は如何ほどだったのでしょうか。
多分、悲しくて聴けなかったかもしれませんね。でもそんな中でもこういった明るいロッ
クナンバーもあり、演奏も恐らくはサポートメンバーもついてのことだったとはいえ、単
なるアイドルバンドではない、ロックバンド・ザ・タイガースを表すには大変相応しい作
品だったのかと思います。もしもタイガースが解散せず、ジュリーが後年語っていたよう
な、クレイジーやドリフのようにグループを母体にそれぞれソロ活動を続けていたらどう
なっていたのでしょうかね?僕はそちらの方が興味があります。
この『世界はまわる』もレコーティング(歌入れ)風景が目に浮かんできます。サリーがエ
ンディングに「サンキュー」という声、かっこいいですよね。