GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】未発表音源・銀河のロマンス

今回取り上げるのはこのアルバム『レア&モア・コレクションⅠ~LIVEヒストリー編』の音源です。
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今から10年前の2001年に発表されたもので、前年の2000年に発表された企画物・『パーフェクト・ボックス
(CD)・ミレニアムエディション』に含まれていた未発表音源や『ファイナル』オリジナル盤未収録音源など
を編集したものです。
僕はこれを10年経ってようやく入手しました。
 
その中の一曲、未発表音源である1968年春頃のライブから『銀河のロマンス』です。
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この曲のオリジナル・アレンジは皆様もご存知のオーケストラ(ストリングス)が中心であのイントロと女性
コーラスの「ララララララ」が印象的です。ラストライブ盤の『フィナーレ』でもタローのギターでのイントロ
を聴くことができますが、今回のバージョンはトッポのリードギターでのものです。
 
トッポのリードギターはエコーチェンバーを深めにかけており、ストリングスのイントロやメロディとは異なり
大変シンプルであり、メンバーだけの演奏であればこれも十分魅力的であると思います。
 
ちなみに、1981年の「サヨナラ日劇ウェスタンカーニバル」、1982年の「同窓会コンサートツアー」、1989年の
「ザ・タイガース・メモリアル・クラブ・バンド」の大阪、横浜公演での復活タイガースでは、キーボード(シンセ
サイザー)でストリングス音を再現しておりました。サポートメンバーの有無でバンドの実力がハッキリと見え
てしまうのですが、60年代のGSバンドはTV出演などのオケによる「アテ振り」は別として、ライブの演奏はち
ゃんとしていたという僕の印象は正にドンピシャだったということです。
決して、GSバンドはアイドルバンドではなく、演奏はヘタではなかったということです。
 
もちろん、荒削りなところや一部ブラス(ホーンセクション)などと一緒に演奏する場合もありますが、それで
もGSもやはりバンドです。シングルレコードの再現ではなく、それを敢えて崩して、メンバーだけで演奏する
こだわり(コスト面や当時の公演数<一日数本のライブなど>の影響もあり、メンバーだけの編成はやむを
得なかったのかもしれません)を見つけるのも楽しい作業だと思いました。
 
もっと沢山の音源が発掘され、聴く事ができるようになるといいなぁと思います。
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