GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

LED ZEPPELIN 2014 Digital Remaster(その1)

みなさん、大変ご無沙汰しております。
 
タイガースの再結成ツアーという大きなお祭りも終わってしまい、早半年が過ぎてしまいました。
 
つい先日、たまたま夜中にBSのチャンネルを切り替えておりましたら、TGの東京ドーム公演の恐らく3度目の再放送が流れておりました。
 
ああ、もう半年も経つのか、忙しさにかまけて、ここまでブログを放置してしまいましたが、いかんせんタイガース再結成の超ビックニュースが過ぎてしまった今やGSが殆ど話題にならない昨今、さてさて、どうしようかなと頭を痛めておりました。
 
昨年11月、そして5月は叶いませんでしたが、ポール・マッカートニーの来日や2月・3月のストーンズの来日、ディランまでやってきた来日公演ラッシュも注目しておりましたが、中でも僕が一番注目したのが今回のテーマに挙げました「LED ZEPPELIN」です。
 
バンドが再結成されたわけでもなく、来日したのがたった一人(後述)だけなのに何故?とお思いの方もいらっしゃると思います。
 
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恐らく、GSファンやタイガースファンの皆様は余りZEPを好んで聴く方は少ないかもしれません。
 
かくいう僕もZEPはビートルズストーンズビーチボーイズなどのバンドの後に聴き始めたバンドでした。
 
忘れもしない、高校1年の時。
 
同級生のW君が「ビートルズとかなんて聴いているヤツはロックじゃないぜ。やっぱハードなバンドだよ」と渡してくれたカセットテープがあの有名な「天国への階段」という曲が収録されているアルバム『IV』でした。
 
これまではビートルズストーンズなどのロックンロールバンドが主体でしたが、このレッド・ツェッペリンというバンドはどうやら「ハードロックバンド」であり、高校生時分にMTVなんかで流行っていたヘビーメタル(どちらかといえば米国のLAメタル)の元祖なんだなあってことが、自分にもわかりました。
 
最初に聞いたのが『IV』だったためか、一曲目の「Black Dog」の変拍子に「こりゃ、リズムがずれているけど大丈夫なのか」とか、二曲目の「Rock and Roll」のかっこよさに痺れたり、そして三曲目「限りなき戦い」のアコースティックサウンドにまたまた驚き、そしてA面のとどめで「天国への階段」のドラマティックな演出に完全にやられてしまい、A面を聴いただけで凄い!と思ったのがファーストインプレッションでありました。
 
ところが、この『LED ZEPPELIN IV』というアルバムでツェッペリン好きになったものの、大学生になるまで他のアルバムを聴くことなく、過ごしておりました。
 
というのも、その間にツェッペリンが現役当時、唯一映像として残した『永遠の詩』という映画を見たとき、この『IV』以外のアルバムに収録されている曲が(大学生の若かった)自分には大変退屈で退屈で仕方ないナンバーだったからです。
 
レッド・ツェッペリンはブルースをベースにハードロックやトラッドフォークなどを好むバンドでした。
 
トラッドフォークとは日本でいうところの英国の民謡のようなもので(余りたとえがよくないか・・・)、彼らはドラムス担当がジョン・ボーナムのような重厚なドラマーでなれば、所謂アコースティックブルースバンドになっていたかもしれないとのことでした。まだハードでない曲や単純なロックンロールならば、楽しく聴けたのですが、ブルースにはインプロビゼーション(即興演奏)などがあり、とにかくしつこく、いつ曲が終わるかわからないといった
ものでした。
 
ですので、退屈で退屈でしかたなかったし、とにかくこの良さが若かったせいか、全くといっていいほど理解できなかったため、当時は『I』や『II』のアルバムを買おうと思わなかったのです。
 
しかし、就職して年齢が25を超えたあたりから、アルバムを徐々に揃え始めて、退屈に感じたブルースを今では何の苦も無く、繰り返し、繰り返し聴いているというわけです。
大人になると、音楽の嗜好も変わりますし、堪え所というものも自然に身についてゆくものなんですね。
 
で、約30年近くツェッペリンを聴いてきて、この2014年にバンドのギタリストでありプロデューサでもあるジミー・ペイジがオリジナルアルバムのリマスターを行うとのニュースが舞い込み、4月には来日、大試聴会を開催したとの報を聞き、「ビンボーだけど、これだけは買うぞ!!!」とTG再結成並みの気合の入れ具合で挑んだわけです。
 
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ということで、前置きが大変長くなってしまったので、やっとの思いで購入したリマスターアルバムの『I』、『II』、『III』のレビューは次回に回したいと思います。