GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】モナリザの微笑

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1967年 8月20日発売。B面『真赤なジャケット』。
作詞:橋本淳、作・編曲:すぎやまこういちリードボーカル:ジュリー。
 
通算3枚目のシングル。この曲はライブ盤でも、67年『オン・ステージ』、71年『サウンズ・イン・コロシアム』、71年『フィナーレ』、82年『A-LIVE』にも収録されておりますが、現役時代のライブでは、キーをBm→Cmに上げております。これは、当時森本太郎が鍵盤ハーモニカを吹いていたのですが、Bmだと半音が多い(つまり黒鍵盤を弾くことが多い)ため、難しくなることから敢えてキーを上げて演奏していたそうです。タイガースではオリジナルキーを変更して演奏するのは大変珍しいそうです(えとせとらレコードHPより)。
 
イントロ及び間奏等に登場するハーモニカが印象的ですが、僕の印象では鍵盤ハーモニカというよりかは普通のハーモニカのイメージが強いです。なぜなら、今も森本タローとスーパースターのライブでもこの曲を演奏されますが、その際、タイガース時代から使用している半音が出るハーモニカをタローさんは愛用されており、今も「あかん、間違えてしもうた」とか「今日は上手くいった!」とかよく言っておりますので・・・。
 
僕はこの曲の魅力はジュリーの歌唱力がソロになってからのそれよりもまだまだ劣っている時期であることが、サビのハスキーに裏返るところにあることに気づいたからです。
再結成以降のジュリーのボーカルは大変安定しており、この曲についても例外ではなく、声に安定感があります。でも、若い頃のジュリーは自身も著書やインタビューで語っているように、歌に自信がなかったようです。「だって俺ヘタクソやったもん。だからソロ歌手なんかになりたくなかった。バンドが一番良かった」と言っておりますが、それでも、ライブ盤を今でも聴くと、ジュリーは輝いておりました。
 
特に、『オン・ステージ』よりも『サウンズ・イン・コロシアム』のジュリーはめちゃカッコいいです。
この『モナリザの微笑』は初期の作品の中では、最もモノ悲しいのですが、最も美しい作品だなぁと思います。
 
ジャケットは王子様の集団です。ジャケットだから良いのですが、この格好で街の中を歩いたら、どんな感じなのでしょうか?
 
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