GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】星のプリンス

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1967年5月5日発売(13日、15日、6月など複数の資料がありますが、森本太郎の日記より転記。
『シーサイド・バウンド』のB面。作詞:橋本淳、作・編曲:すぎやまこういちリードボーカル:ジュリー。
通算2枚目のシングルのB面。映画『世界はボクらを待っている』のサントラ盤にも収録された作品。
 
タイトルから想像するに、この曲はまさにタイガースを『星の王子様』に例えた曲であることは間違い
ないでしょう。
当時のタイガースのシングル・レコードはA・B面で「静」と「動」を使い分けているように見えます。
つまり、軽快なロックである『シーサード・バウンド』のB面は『星のプリンス』、『君だけに愛を』のB面
は『落葉の物語』、『美しき愛の掟』のB面は『風は知らない』という具合にシングル・レコード1枚を買う
だけで、二種類の全く異なるタイガースに出会うことでできるのです。これは結構楽しいです。
 
僕がこの『星のプリンス』を初めて聴いたのは、タイガースの1982同窓会ライブのミュージック・カセッ
ト盤の『1982LIVE』です。このテープはカセットのみで発売されており、同窓会コンサートツアーの初
日の武道館公演の模様のダイジェスト版でした。
内容はA面:『十年ロマンス』、『僕のマリー』、『銀河のロマンス』、『シーサイド・バウンド』、『廃墟の鳩』、
メドレー『星のプリンス』~『落葉の物語』~『白夜の騎士』~『朝に別れのほほえみを』~『風は知らな
い』~『スマイル・フォー・ミー』~『淋しい雨』、B面:『色つきの女でいてくれよ』、『君だけに愛を』、『モナ
リザの微笑』、『青い鳥』、『花の首飾り』、『誓いの明日』、『ラヴ・ラヴ・ラヴ』
 
ダイジェスト盤ですが、結構お腹一杯な内容です。
 
このA面の”恵まれない曲達に愛の手を”のコーナー(ジュリー曰く)のトップに演奏された『星のプリン
ス』。イントロのシンセサイザー(ストリングスとエレピ)の音が大変綺麗で、すごくロマンチックな曲だな
と思いました。曲のタイトルが『星のプリンス』ということで、当時30歳を超えたタイガースの面々が、
「僕に隠れて会ってい~る」とか「星のようになりたい、僕だって」なんて歌っているのは今思えば、
なんじゃ!って思うかもしれないけど、全く照れはなく、素晴らしい演奏、素晴らしいコーラスワークを
展開しておりました。
 
タイガースの人気を決定づけたのは『君だけに愛を』なのは間違いありませんが、GSの『プリンス』の
位置付けをさせたのはこの曲だったのかもしれません。
 
ところで、あのミュージック・カセット。実家にあるかな?もうなくちゃったんだろうなー。また聴きたい。
 
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