【ザ・タイガース】ヒューマン・ルネッサンス『生命のカンタータ』
お久しぶりの更新です。
かなり聴き込んだので、それなりの記事が書けそうですが、多少日頃の疲れもあり
誤字脱字が目立つかもしれません。ご了承ください。
さて、2曲目のこの曲は、1曲目の『光ある世界』の壮大さとはうって変わり、シンプル
な4ビート系の曲です。
まず歌詞ですが、愛する男女が生命を作り、これを脈々と受け継ぎ、永久に続く。
といった大きな大きなテーマです。
大変シンプルな歌詞、メロディですが、ひとつひとつを取り上げてゆくと大変重たく、
更には、奥深いことが分かります。
タイガースのような”アイドルグループ”が歌う歌詞としては重たいのですが、ジュリー
がそれを大変丁寧に歌っているのがわかります。
曲のビートは4ビートですが、単純な4ビートの中にあって、サリーのベースギターが
大変いい味を出しております。とてもメロディアスなベースを弾いております。
このアルバムが発表されるまでのシングル曲などを聴くと、サリーのベースはどちら
かと言えば、オーソドックスなものでした。トライアードコード(キーコード)を中心に
余りドラムのバスドラムとも外れないように弾いているようですが、このアルバム以降
サリーのベースはいいグルーブを奏で、ボーカルやドラムとよく絡むようになります。
さすがは、70年代にミュージックマガジン社の人気ベーシスト投票で常に上位に入る
人のベースです。素晴らしいと思います。