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ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】ヒューマン・ルネッサンス『730日目の朝』

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立て続けの更新です。
 
3曲目で早くも、メンバー作詞・作曲によるオリジナルナンバーが挿入されております。
といっても、このアルバムでメンバーの自作曲はわずかに2曲。自作アーティストが多
い昨今、余りに少ないなーと思いますが、当時としては画期的であること。ナベプロ
アイドルグループと括られていたタイガースも自作ができるということをアピールしたの
ではないでしょうか。
 
作詞・作曲:加橋かつみリードボーカル:トッポ&サリー。
原曲の仮タイトルは『タン・タン』。
 
曲はまるでオペラの戯曲のようですね。左スピーカーからトッポの主人公(心の中の
天使?)、右スピーカーからはサリーの悪魔。
 
オーケストラの素晴らしい音色とともに二人のボーカルが素敵に絡みます。
 
天使「タンタンタン、白い光、ルルルルルルル、白い光さ」
悪魔「今日のお前は気ちがいみたい、どうしたんだ、どうしたんだ」
天使「タンタンタン、秘密さ、ナイショの話、白い光さ」
悪魔「さてはわかった、恋をしてる、嘘はつけない、嘘はつけない」
天使「素敵なガール・フレンド、ルルルルルルル、胸躍るよな」
悪魔「お前は馬鹿さ、男がいいさ、女は浮気、女は浮気」
天使「それでも僕はいいのさ、いつも白い光があるから」
 
「男がいいさ」というところは最初理解できませんでした(笑)。
女よりも男? ゲイですか? ちがうちがう。恋なんかするもんじゃない、といっている
のですね。恋をするのは愚かな事。
それでも、僕には白い光がいつもある。だから恋ができる。
 
奥深い歌詞です。メロディも素晴らしい。トッポという人の芸術家的一面を垣間見ること
ができる曲です。
 
ロックアルバムでこのような曲を収録できたことも画期的ですが、これが40年以上も
前に発売されたアルバムに入っていること。
 
是非とも、多くの若いロックファンに聴いて欲しいですね。
 
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