GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】ヒューマン・ルネッサンス『青い鳥』

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シングル盤としても記事にした曲ですが、敢えてアルバム的に再度取り上げます。
 
作詞・作曲:森本太郎リードボーカル:ジュリー&タロー。
 
名曲です。たった一言で表現するとそんな感じです。
 
青い鳥というとチルチル・ミチルの世界ですが、この曲で歌われる『小さな幸せ』というのは、
恋人を失った悲しさだけでなく、「愛」や「平和」や「友情」など普遍的な大切なものを失った
ということだと、40歳をとうに超えた僕が気づいたことであります。
 
上手く表現できませんが、昔、この曲を初めて聴いた時は、「あぁ、大切な恋人を失うのは
悲しいことなんだな」くらいにしか思えなかった。人生の中で様々な出会いと別れ、葛藤や
闘いなど、全く経験していなかった子供だった自分。でも、今、この年齢になってこの曲を
聴くたびに、タローさんは深くは作らなかったかもしれないけど、もしかしたら、大切なもの、
それは身近な恋人だったり、家族だったり、それだけでなく、平和や国など、様々なものを
失くして初めて気づくもの、それが「青い鳥」だったのかもしれない。そう思います。
 
1968年、まだまだベトナム戦争は続いておりました。日本国内も米軍に接収された基地や
施設がたくさんあり、そこから軍用機や兵隊さんがたくさん狩り出されたのでしょう。
かつて僕の親戚の家の近くには米軍陸軍病院や補給廠、米軍住宅がありました。ベトナム
戦争が終結していなかった1970年代前半、僕の古い古い記憶では、アメリカ人たちが小田
急線にたくさん乗っていた記憶があります。あの中で生き残っている人はどれくらいいるん
だろう。
 
僕はサヨクでもエセ右翼でもありませんが、いろんな思いが交錯します。
 
話がだいぶ逸れてしまいました。タイガースの楽曲を聴くたびに、激動の60年代はいったい
どんな時代だったんだろう、と想像してやみません。
 
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