GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】自由と憧れと友情『人は・・・』

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岸部兄弟のボーカルナンバーが続きます。
 
作詞:安井かずみ、作曲:かまやつひろしリードボーカル:シロー。
 
岸部シローの3曲目のリードボーカル曲です。シローは楽器は苦手だったとは言え、
歌の才能はたいしたものだなーと思わされる楽曲です。既に、この頃には彼はステ
ージのおいてサイドギターを担当するまで腕を磨いてはおりましたが、やはりコードを
ジャガジャガジャーンとしかしないギタリストでした。でも、いろんな場面での彼のギタ
ープレイを見るにつけ、ああ、それなりに彼なりに頑張って弾いていたのね、と思います。
 
まあ、ずぶの素人のギタリストが田コロや武道館の大きなステージでギターを弾いてし
まうのですから、大した度胸です。シローという人の開き直りというか、どうにかなるという
精神には頭が下がる思いです。しかしながら、約40年後にそういった開き直りが今の彼
につながっていると思うと何故か皮肉だなーと思います。
 
話が逸れました。この曲の作曲はムッシュですが、サリーの『脱走列車』と引き続けて
岸部兄弟の楽曲が続くと、タイガースのアルバムというよりやはりサリー&シローのアル
バムではないかと錯覚してしまいます。
 
岸部兄弟は、全く正反対の性格、低音と高音、ベーシストとサイド・ギタリスト(タンバリン)と
いう、ちょっと対極にあるような関係です。
 
まあ、兄弟というのは似ているところもありますが、やはり異なる一面をそれぞれが持ち、それ
がいい感じの個性になっていることが多いです。タイガースは結果的に、兄弟メンバーが在籍
することになりましたが、後期タイガースの魅力というのは岸部兄弟の個性と森本太郎のセン
スの高い作曲能力。そして、ジュリーのソロボーカリストとしての成長。これが全てかもしれま
せん。残念ながら、トッポ脱退以降、ピーの存在もあまりクローズアップされなくなりました。
 
そういった意味ではドラマーは派手なパートのはずなのに、このタイガースの楽曲では個性を
表すことができず、残念です。でも、『青春』や『誰れかがいるはず』のような楽曲でピーも頑張
っております。
 
散漫なアルバム、散漫な楽曲の集まりではありますが、5人の個性をぶつけ合えたアルバムだ
ったのかなと個人的には感じております。
 
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