GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】君を許す

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B面特集から一転、A面(両A面曲)になってしまいました。
 
作詞:安井かずみ、作曲:村井邦彦、編曲:東海林修リードボーカル:ジュリー(ソロ)。
『ラヴ・ラヴ・ラヴ』と両A面扱いで、一応A面とされておりました。1969年12月1日発売。
 
ジュリーのボーカル曲でありますが、タイガースのコーラスは全く入っておりません。
この曲はこの後12月15日発売のジュリーのファースト・ソロアルバム『ジュリー』に同
テイクで収録されることになります。実質、ジュリーのソロ曲といってもいい内容です。
 
曲は完全「歌謡曲」なので、僕としてはタイガースの楽曲としての評価はなかなかでき
ません。『嘆き』の時と同様です。
 
ジュリーは当時、ソロシンガーとしての力量はまだまだだったように感じます。
ボーカルの力強さはレコードの音源からは余り伝わってきません。勿論、ジュリー・ファ
ンの方には、絶叫せんばかりのジュリーのボーカルに酔いしれている方もいるかもしれ
ません。しかしながら、その後、ジュリーが日本を代表するロック・ボーカリストとして大
成しました。ジュリー自身は当時「ボクはヘタくそやから、ヘタや、ヘタや、って言われる
から、(事務所は)ソロ歌手にして恥をかかせるつもりや」と思っていたようです。
まさかまさか、その40年後に「人間60年・ジュリー祭り」をやるとはご本人も想像されて
いなかったのではないかと思います。
 
そういった思いも含めて、この曲を改めて聴いてみますと、「評価」は別にして、やはり、
シンガー・ジュリー・沢田研二の出発点はまぎれもなく、このタイガースであったんだな
と改めて思うわけです。
 
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