GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】『サウンズ・イン・コロシアム』監獄ロック

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ロックンロール・クラシックであり有名な曲ですね。
 
原曲:JAILHOUSE ROCK、作詞・作曲:JERRY LEIBER/MIKE STOLLER。
エルビス・プレスリーの1957年に大ヒットした彼の代表曲です。日本では浜村美智子、平尾昌晃、
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドらがカヴァーし、最近では奥田民生がカヴァーしている、大変人気
のある楽曲です。海外では、ジェフ・ベック・グループ、ZZトップ、クイーン、モトリー・クルーなどが
カヴァーしており、このタイガースのヴァージョンはジェフ・ベック・グループの取り上げたハード・ロ
ックヴァージョンのようです。
 
僕も子供心で、昔の白黒の番組で見た記憶では平尾昌晃ヴァージョンが一番印象的ですね。
「粋な看守の計らいで・・・・」ってやつ。
でも歌詞はダサいなーって思ってましたよ、正直。ロカビリー系のシンガーのカヴァーって訳詩が結構
(??)って思うところも多くありますよね。
なかなかポップスやロックに日本語を乗せること自体大変難しいのですが、このタイガースが活躍した
GS全盛期を経て、70年代に入ると「ロックは日本語でやるべきか?、やっぱり英語か?」の論争が巻き
起こりましたよね。そもそもロックやポップスというジャンル自体が日本にはなかったのですから。
みーんな「歌謡曲・流行歌」でしたから。
 
それでもロカビリーの時代からこのGSの時代に至るまで、歌謡曲の中にロックやポップスというのは、
しっかりと浸透してきていたわけです。皆が意識しなくても。
 
スパイダースの「フリフリ」や「バンバンバン」なんかは知らぬ間にロックや3コードのブルースが入りこ
んでいたわけです。新しい歌、メロディ。それらの浸透にはこういったカヴァー曲というのは重要な役割
を果たしてきたわけです。
 
このタイガースのカヴァーによる『監獄ロック』もカッコいいですよね。映像は勿論見たことないのですが、
ジュリーのアクションが目に浮かびます。しかもハード・ロックヴァージョンですから、演奏も激しく、タイガ
ースのロック・バンドとしての魅力を引き出すのに好適な楽曲だったのかもしれません。
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