GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】『サウンズ・イン・コロシアム』サティスファクション

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一週間ぶりの更新です。田コロの伝説的ライブの2曲目を飾った曲です。
 
原曲:(I CAN'T GET NO) SATISFACTION、作詞・作曲:MICK JAGGER/KEITH RICHARDS。
ストーンズ初のミリオンセラーとなった1965年のヒット曲。全米4週連続ナンバー1となった彼らを代表する
ロック・クラシックスの名曲中の名曲。
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キースの弾くあのイントロ、リフは大変有名です。当時として、このような攻撃的なディストーションの効いた
ギターリフというのはビートルズにもなかったものです。同じ英国ではザ・フーもこういった攻撃的で過激な
ギターリフがありましたが、小・中学生だった僕にとっては、この曲のギターのイントロとミックのTVカメラに
向かって”ワルっぽく”、「オレは満足できないんだぜ!」とやっているのはストレートでかっこよく感じました。
 
ビートルスはどちらかというと王室勲章まで貰ったためスマートで優等生な感じに見えました(実際はそうで
はないのですが)が、ストーンズの不良っぽいイメージは「作られたもの(ミック談)」とはいえ、ダーティー
女の子よりも男の子へのインパクトも大変大きかったのではないでしょうか?当時のストーンズのモノクロの
フィルムに映っていた女の子たちも今や60~65歳位でしょうか?英国のお婆ちゃんになっていることでしょう
が、ストーンズの面々も含めてお年寄りになった皆さんのパワーが現存しつづけていることはロック好きの僕
にとっても大変嬉しいことです。
 
さて、タイガースのカヴァーによる『サティスファクション』ですが、これはこれで大変素晴らしい出来です。
特に、タローのギターフレーズは勿論のこと、ジュリーのミックばりのボーカルは圧巻です。ジュリーはこの
田コロのライブでは、ミックのような白い衣装を着ていたそうです。当時のステージを観ていた方のレビュー
によると、ジュリーは正に「ミックが乗り移った」かのようなステージングであったそうですね。
観たかったなぁ。ジュリーのカッコイイ姿。
 
ちなみにこの『サティスファクション』はタイガースがファニーズとして初めて地元京都のバンド・コンテストで
優勝した時に演奏した楽曲であり、この楽曲を演奏するようメンバーに薦めたのは当時まだ京都市内の印刷
会社でサラリーマンをしていたシローだったという有名なエピソードがあります。
シローは中学生当時から洋楽マニアでいち早くこの曲をラジオで聴いて、「絶対にこの曲をやればインパクトも
あるし、絶対優勝できる」とメンバーに言っていたそうです。
 
まさか、その5年後にシローもメンバーとしてこの曲を演奏することになろうとは誰も予想することができなかっ
たでしょう。
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