GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】『オン・ステージ』『フィナーレ』アイ・アンダスタンド

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まだまだ、ライブ曲は残っておりますが、いきなり「お別れの曲」ですね。
 
原曲:I UNDERSTAND JUST HOW YOU FEEL、作詞・作曲:PATRICK F. BEST。
英国のバンド「フレディとドリーマーズ」の1965年のヒット曲でバックに『蛍の光』が流れる
不思議な構成の曲です。タイガースはこの『蛍の光』を上手く利用することでライブの最後
に演奏し、そこから『ラヴ・ラヴ・ラヴ』への見事な繋ぎを演じます。
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『オン・ステージ』と『フィナーレ』での大きな違いはトッポとシローのバージョンであることと、
『オン・ステージ』ではタローが『蛍の光』のメロディを英語で歌っている点です。
 
当然のことながら、『オン・ステージ』は初めてのリサイタルであることから、恐らくジャズ喫茶
などで見る彼らとは異なるステージングあるいは初めてタイガースを生で見る人にとっての
楽しみなステージだったという雰囲気がレコードからも伝わってきます。ワクワク感とともに、
この次はもっと素晴らしい・カッコイイ彼らを期待する女の子たちのキャーーーーーっという
声。その表れなのかもしれないと僕は勝手に思っております。
 
そして、『フィナーレ』では、もう二度と彼らのステージを見ることができないという悲しみで一杯
の会場の雰囲気、そしてタロー、シローによる『蛍の光』のコーラス(英語の歌詞ではなく、ルー
ルールル・・・)。これも最後なんだなぁという実感を沸かせる演出です。
 
そういえば、ここ十数年で卒業式に『蛍の光』を歌わなくなったそうです。僕たちが卒業するギリ
ギリまではこの曲は定番でしたが、最近は学校毎のオリジナルソングやヒット曲などを歌うこと
が多いそうです。これはこれで現代の文化ですから良いのかもしれませんが、この『アイ・アン
ダスタンド』を聴くたびに、『蛍の光』の存在というものを改めて認識します。
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