【ザ・タイガース】ジンジン・バンバン
またまたB面曲を取り上げますよ。
『青い鳥』のB面でした。
R&Bテイスト溢れる名曲です。初期のタイガースはどちらかといえば、ロックンロールというよりかは
ポップであり、そしてこれにクラシカルなアレンジが加わった楽曲が多く存在しました。また、歌謡曲
テイストというか、50~60年代のアメリカンポップスをより日本的にした感じのものでした。
この『ジンジン・バンバン』もタイトルだけ聴くといったいどういった種類の曲だろうと思いますが、
タイガースには珍しいR&Bっぽく、カップスあたりが英語詞で歌ってもぴったりはまるような感じです。
印象的なのは全編で響き渡るファズ・ギターです。トッポが弾いているこのファズのフレーズがR&Bと
んですよね。僕が昔昔、セミアコギターを始めて弾いたとき、この音を重くしたいなーと思いましたが、
結局はレスポースを使用していたので、単に音に慣れていなかっただけなのかな。とも思います。
ます。しかしながら、このGS時代の楽曲を沢山聴いてみると、ギターに限らず、それぞれの楽器のテ
歌の中で、メンバーが笑うシーンがあります。まさかこの後にトッポ脱退、シロー加入、GSの衰退といった
激動の69年に突入するとは、当時のファンの方々の心境は如何なものだったのでしょう?
映画『華やかなる招待』では、ホーンセクションが挿入された別バージョンです。こちらも更にR&B調に
なっております。