GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】ジンジン・バンバン

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またまたB面曲を取り上げますよ。
 
作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういちリードボーカル:ジュリー。
『青い鳥』のB面でした。
 
R&Bテイスト溢れる名曲です。初期のタイガースはどちらかといえば、ロックンロールというよりかは
ポップであり、そしてこれにクラシカルなアレンジが加わった楽曲が多く存在しました。また、歌謡曲
テイストというか、50~60年代のアメリカンポップスをより日本的にした感じのものでした。
 
この『ジンジン・バンバン』もタイトルだけ聴くといったいどういった種類の曲だろうと思いますが、
タイガースには珍しいR&Bっぽく、カップスあたりが英語詞で歌ってもぴったりはまるような感じです。
 
印象的なのは全編で響き渡るファズ・ギターです。トッポが弾いているこのファズのフレーズがR&Bと
ロックっぽさを強調おり、かっこいいです。当時、トッポがメインで使用していたギターはギブソンセミ
アコES-335やエピフォンのセミアコですが、わりとセミアコ系のギターのファズって軽めになっちゃう
んですよね。僕が昔昔、セミアコギターを始めて弾いたとき、この音を重くしたいなーと思いましたが、
結局はレスポースを使用していたので、単に音に慣れていなかっただけなのかな。とも思います。
今でこそ、どんなギターを使用してもエフェクターのテクノロジーが発達していて、どんな音も再現でき
ます。しかしながら、このGS時代の楽曲を沢山聴いてみると、ギターに限らず、それぞれの楽器のテ
ノロジーに頼らない音作りというものに魅かれます。
 
歌の中で、メンバーが笑うシーンがあります。まさかこの後にトッポ脱退、シロー加入、GSの衰退といった
激動の69年に突入するとは、当時のファンの方々の心境は如何なものだったのでしょう?
 
映画『華やかなる招待』では、ホーンセクションが挿入された別バージョンです。こちらも更にR&B調に
なっております。
 
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