【ザ･タイガース】素晴らしい旅行
そして、タイガース現役時代（1967～1971年）のシングル盤に関する記事も今回が最終回に
なります。シングル盤という捉え方だけですと意外と少ない楽曲数です。
如何に現役時代が短かったかを物語っております。
タイガースが編曲者としてクレジットされたのは初めてでした。
「どこかにいいことあるよー。ジャジャジャジャジャー」
楽しそうなフレーズです。音階が上がってゆくこのリフもかっこいいですね。
後期のタイガースは作品のクオリティは高いのですが、いかんせん暗いトーンに包まれております。
時代背景がそうさせているのか、あるいはトッポが抜けて、ピーも脱退をほのめかして、バンドの雰囲気
もややトーンが下がっていたのか･･･。
何が原因なのかはさておき、この曲の明るいトーン、ロックな雰囲気はタイガースのロック・バンドとしての
実力を表す素晴らしいものだと思います。
ちなみに色々な情報から、この曲のギター・リフはタローが弾いておりますが、間奏のリード・ギターは後に
フード・ブレインなどで活躍した横浜が生んだギタリスト・陣信輝が弾いていたそうです。
疾走感溢れるこの曲。後期の作品であり、トッポも参加していなかったので、恐らくは来秋の再結成では
演奏される見込みは薄いかもしれません。でも、是非ともこの演奏・そして歌・コーラスを再現して欲しい
ですね。
次回からは、ライブ・アルバムからの楽曲と未発表楽曲を小出しで記事にしてゆきたいと思います。
