GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

由紀さおり/Pink Martini & Saori Yuki - 1969

皆様、大変ご無沙汰しておりますしております。

久々の投稿ですが、今回は思考を変えて、由紀さおりさんを取り上げてみます。

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この由紀さおりさんの最新アルバムは一昨年に発売され、一躍話題になったもの
です。彼女のメジャーデビューから45年ものキャリアの集大成ともいうべき作品
に仕上がりました。

僕は元々ジュリーをはじめとする60~70、80年代の歌謡曲、ポップスも大好きな
子どもでしたから、勿論由紀さおりさんも良く知っていたつもりでしたが、この
アルバムを聴いて改めて彼女のボーカルの魅力の虜になり、一時期はこのアルバム
をヘビロテで聴いておりました。

僕は男性では、ジュリー、布施明玉置浩二が最高のボーカリストだと思っており
ますが、女性では、これまで美空ひばりが史上最高のボーカリストと思っておりま
した。

このアルバムを聴いて由紀さおりを加えるべきと思いました。

それは僕がいい歳になってしまったことも要因ではあろうかと思いますが、やっぱり
この艶っぽいボーカルの良さがわかるのはやっぱり40~50代なのでしょうね。

「夕月」、「真夜中のボサノバ」、「パフ」、「いいじゃないの幸せならば

いやいや素晴らし過ぎる。

「ブルー・ライト・ヨコハマ」、「私もあなたと泣いていいの?」

カバー曲も含めて、本当に名曲揃いです。

そしてそしてあの「夜明けのスキャット

この曲を実はフルコーラスで聴いた事がなかったんですね。

何しろ幼少期でしたから、1969年は、2歳ですし。

あのスキャットだけを覚えていて、歌詞が入るところからはようわからんかった
というのが正しい理解です。

ザ・タイガースと並んで若い世代に是非聴いて欲しい音源です。

【収録曲】
1. 夕月
2. 真夜中のボサ・ノバ
3. さらば夏の日
4. パフ
6. ブルー・ライト・ヨコハマ
7. 夜明けのスキャット
8. マシュ・ケ・ナダ
9. イズ・ザット・オール・ゼア・イズ?
10. 私もあなたと泣いていいの?
11. わすれたいのに
12. 季節の足音



【訃報】加瀬邦彦さん

3/11から未更新でしたが、今朝加瀬さんがお亡くなりになったことを知りました。

エレキブームもGSブーム創成期も、そしてジュリーのプロデューサーとしての活躍も殆どを見ることができた僕としてはショックでなりません。

心からご冥福をお祈り致します。

あちこちのスポーツ紙では自殺ではないかとの記事が見受けられますが、喉頭がんで喉にチューブを繋がれるのは余程辛かったのでしょうね。勿論自分自身体験していないことではありますが。

ところでワンズのメンバーは加瀬さん以外全員癌になられたそうですね。これも記事を見て驚きました。考えてみれば自分がもう50歳に近づいてるのだからGSメンバーである団塊の世代の皆さんはもう60後半~70代なんですよね。

加瀬さんの作ったジュリーの楽曲を聴きながら出勤しようと思います。

ザ・タイガース研究論 感想(1)

まだまだ全てを読んだわけではないのですが、全体的にタイガースを知らない
僕らのような世代にも入門書的な感覚で読める重厚な研究書だなあと思いました。

ただ、ひとつ気になるのはあくまでも6人の若者が織り成す調和と不協和の物語と
磯前さんが謳っている割には、後期、とりわけトッポ脱退とシロー加入以降の新生
タイガースに関する部分がやや薄くて甘いかなと思います。

僕自身も磯前さん程の権威のある研究者ではないので偉そうなことは勿論言えませ
んが、多少の詰めの甘さは気になりました。

例えば、和田利夫の書かれた楽器事情は後期についての記述しては殆どなく、音楽的
に完全なる成熟期を迎えた彼らを69年以降の世界のロック事情に絡めてもっと深く
論じて欲しかったと思うのは、ちょっと贅沢で我儘なのかもしれません。

今日はこの程度で、もっとしっかりと読み込めば、また変わった感想にもなるかも
しれませんので。

それと本当は磯前さんにも是非お会いしたいですが、残念ながら僕にはコネがありま
せん(但し、磯前さんの著書の協力者のうち数名の方は面識があります)ので、どな
たかこのブログを磯前さんにご紹介頂けますと有難く存じます(他力本願)。

一応、5年前にこのブログを始めた情熱は実を言うと全く衰えを知らないということ
です。こんな若造(といっても中年の年男)もいるんだってことをアピールしないと
ね!

ザ・タイガース研究論

皆様、大変ご無沙汰しております。

磯前順一さん編集の「ザ・タイガース研究論」を遅ればせながら購入しました。

少しずつ読んでみます。僕も一タイガース研究者としてしっかりと見聞を広めてゆきたいと思います。

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http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4764824124/ref=redir_mdp_mobile/375-6953304-3354958#immersive-view_1425735542156

あれからもう一年。良いお年を

ご無沙汰です。

すっかりタイガース再結成が過去のものとなり、完全に腑抜け状態でした。

気づけば忙しさにかまけてもう一年が過ぎてしまいました。

2014年も激動の一年でした。アベノミクスで良い思いをした1%の富裕層の方々はともかく99%の我々庶民には来年以降も厳しさが増すのでしょうね。覚悟はしていますが余りに不条理ですよね。

来年こそ本当に良い年になりますよう祈念して、皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

LED ZEPPELIN 2014 Digital Remaster(その3)

訪問者数激減ですが、あえて第三弾です。

そしていきなり『LED ZEPPELIN III』にゆきます。

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このアルバムは1970年にリリースされました。アルバムレビューやwikiを見ると当時はかなり酷評だったんですね。

ハードロックナンバーを期待していたファンは、このアルバムのアコースティック路線にたいそうガッカリしたようです。後に多くのファンから評価を得るのですが、発売当時は英国でも総スカンを喰らいましたが、それでもアルバムランクは1位を獲得しました。

何といっても、このアルバムのオープニングを飾る「移民の歌」に圧倒されます。ぼくもこのアルバムの中ではハードロックナンバーではこの曲が大好きです。
きっと曲を全く知らない方でもプロレス好きの方はあのブルーザ・ブロディの登場テーマで使われた曲だと言われれば、「あ、あの曲か」と気づかれるかもしれません。

ギターのリフが始まり、いきなりロバートの「あーーーー、あ!」というターザンのような雄叫びが印象的で、その後はエンディングまで疾走感のあるハードなビートが続きます。

まあ、レコードの音よりもLIVEの映像をご覧になるのが一番、そのカッコよさを体験できます。知らない方も是非、ご覧ください。

http://youtu.be/RlNhD0oS5pk

LED ZEPPELIN 2014 Digital Remaster(その2)

皆さん、こんにちは。
 
GS中心ブログのためか、今回ツェッペリンを取り上げたものの、やはり余り人気ないですね。閲覧者激減です。
 
といっても今まで長くサボっていましたので、自業自得ですね。
 
さて、前回の続きですが、やっと本編ということで、今回は『LED ZEPPELIN I』の中でもジュリーとタイガース繋がりのある一曲について選んで語ってみたいと思います。
 
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LED ZEPPELIN I』は1969年にリリースされたツェッペリンのファーストアルバムです。この中で比較的有名な曲は「Communication Brakedown」だと思いますが、この曲はGSではゴールデン・カップスがライブアルバム「リサイタル」でカバーしております。ツェッペリンをカバーしているのは余りないだろうなあと思っておりましたが、何と我らがジュリーもPYGの時にライブで取り上げている曲がありました。それが、この『I』の二曲目に収録されている「Babe, I'm gonna leave you」という曲です。
 
ジミーのつま弾くアコースティックギターアルペジオとロバートの優しくささやき、そして後半激しくなるボーカル、ジョンジーのベース、ボンゾのドラムと激しさを増していくこの曲は何と、6:43もの大作であります。
 
そして、この曲にまつわる有名なエピソードとして、ベーシストのジョンジーが71年に来日した際、ホテルのテレビで放映されていたPYGの演奏を見て、サリーのベースにいたく感動したとのこと。これは冗談ではなく、後の1980年の雑誌Playerのインタビューで彼自身が答えております。
 
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”初めて日本に行ったとき、「PYG」という日本のバンドをテレビで見た。そして、俺達の「Babe I Gonna Leave You」をやっていたんだ。ボーカル(ジュリー)は冴えない奴だったが、ベースの奴はとんでもないスゴ腕でね。俺よりもいいんじゃないかと思ったぐらいだ。会いたかったんだが、結局会えずじまいだった。後にテツ(山内テツ)に会った時に「あれはお前か」と聞いたんだが、テツではなかったらしいよ”
 
サリー本人は昨年のインタビューであれは嘘じゃないのと語っておりますが、恐らくは間違いないんじゃないかなあと僕は思います。それだけ、サリーのベースは素晴らしいということです。