タローとトッポのギターについて

ロックジェットのインタビューにもありましたように、タローとトッポの今回の再結成ツアーで使用されているギターをここで紹介しておきますね。

タローのメインギターは米ギブソン社製のSGです。

このギターはあのレッドツェッペリンのジミーペイジの顔であるレスポールから派生した兄弟みたいなものですね。実は僕が30年程前に始めて入手したエレキギターがヤマハのSLというレスポールでした。今では希少価値の高いであろう機種ですが、このレスポールがタローさんがインタビューでも語っているように重たい。僕もペイジが使っているのと歪んだ音が出せると思って買ったのですが重くて当時僕の周囲ではレスポールを弾く人はいませんでした。それに本物のレスポールは昔も今もビックリするほど高かったからね。音も重量も重たいレスポールを弾きこなすのも並大抵ではなかったです。勿論僕のギターの腕前が良くなかったのも言うまでもありませんが(^_^;)

SGはレスポールよりも少し重量が軽く、それでいて音はハムバッカーというピックアップ(マイク)が搭載されているのでヘビーな音が出せます。田園コロシアムやビューティフルコンサートでもタローのギターはヘビーな音を聴かせてくれてます。もしかしたらシローのギタープレイが安定せず、当時のタイガースとしてはタロー、サリー、ピーの3ピースで演奏せざるを得ない状況だったために重たい音が出せるギターを選んだのではないかと想像できます。

トッポのメインギターはエピフォンのカジノという機種です。見た目はギブソンのES335というギターとほぼ同じです。

ちなみにトッポに代わって加入することになるシローはギブソンES335がステージでのメインギターとなります。彼は著書の中でタイガース時代に唯一自分で金を出して買ったのはこのギブソンのギターとフェンダーのアンプだけと語ってます。トッポはギブソンES335を大阪時代に36万円で購入したと語ってます。今の価値で10倍としても360万円です！(ホンマかいな) それでもプロになってからのメインギターになるカジノは彼にとって無くてはならない顔になってます。
僕も今回の再結成ツアー初日公演でのトッポのカジノの素晴らしい鳴りに驚きました。

楽器には当たりハズレが必ずあり、どんなにビンテージで何百万円もするギターでも四季の変化の激しい日本ではその素晴らしい機能を果たすことが出来ないこともあり、逆にフェンダージャパンやヤマハなどの日本製ギターの方が値段は数万円で買えるものでも素晴らしい音が出せることもあります。

今回のロックジェットのインタビューやステージでの姿を観て、トッポは46年間も同じギターを自分の分身の如く大事に使っているんだなあと改めて感じました。

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