GS, I Love You !

ザ ・タイガースを中心にGSを語るブログです。暫くはシロー追悼特集を更新します。ブログ移動で過去のコメントは削除されました。よろしければ過去記事含めてコメントをください!

【ザ・タイガース】風は知らない

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どんどん、B面曲の特集になってしまっております。
 
タイガースのA面曲は当然のことながら、ヒット曲ばかりなので、誰もが口ずさめる
名曲ばかりですし、60年代に青春期を迎えた方々は、よくご存知の曲ばかりだと
思います。
 
しかしながら、タイガースの楽曲で隠れた名曲というものがシングル盤のB面に多く
存在します。偶然ですが、ここ数曲は全てB面曲ばかりですので、この流れを止め
ないようにしますね。
 
というわけで、僕が最もハードで大好きな『美しき愛の掟』のB面のこの曲を取り上げます。
 
作詞:岩谷時子、作曲:村井邦彦リードボーカル:ジュリー。
A面の『美しき愛の掟』とは対象的なフォークロック調の大変静かな曲です。
しかも、この曲のコーラスには脱退したはずのトッポの声が入っております。
これはもう多くの皆様に知られて話ではありますが、この楽曲のレコーディングが完了した
後に、トッポが脱退し、シローが加入しました。
本来ならば、シローのコーラスが入って然るべきですが、結局トッポのコーラスが入ったバ
ージョンがシングルには採用されたそうです。従って、誰がどう聴いてもシローの声ではなく
トッポの声が録音されているわけです。
映画『ハーイ!ロンドン』で流される同曲はシローのコーラスバージョンです。この見分け方
法はリードボーカルのジュリーの節回しの違いだそうです。確かに映画での主旋律のメロデ
ィとシングルバージョンとは明らかに違いますね。
 
楽曲そのものの解説ですが、僕はこの曲の持つアコースティックという魔力に魅かれます。
つまり、アコースティックギターのカッティングやストロークです。
この楽曲までのタイガースは殆どの楽曲でエレキギターを使用しておりました。勿論、よーく
聴くと、『青い鳥』などはアコースティックギターストロークが入っておりますが、これだけ、
アコースティックギターをフィーチャーした楽曲はタイガースには大変珍しかったと思います。
時代の流れがGSからフォーク・ロックへと進んだのか、はたまた時代の流れでなく、たまたま
タイガースがその道に進んだだけなのか。それとも欧米のフォーク・ロックサウンドに影響を受
けたためなのか。色々と事情はあれど、タイガースの名曲のひとつに数えられる楽曲であると
思います。
 
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